私はエコな暮らしを心がけているのに、以前はスーパーのセール品や割引商品につられて、つい買いすぎてしまうことがよくありました。冷蔵庫の野菜が傷んでしまったり、奥に放置したまま消費期限が切れたり……。そこで思い切って「食品ロス削減」にチャレンジし、いくつかのルールを取り入れてみたところ、ゴミが減っただけでなく家計管理もスムーズになったんです。今回は、そのポイントを紹介します。
冷蔵庫を“在庫管理”の視点で整理
まず見直したのは、冷蔵庫の使い方。今まではテキトーに食材を突っ込んでいましたが、在庫を整理するイメージで配置を決めました。
仕分けルールを設定
野菜室には野菜・果物だけ、ドアポケットには調味料類、メインスペースは「すぐ使うもの」と「残り物ゾーン」に分けて、分類を明確にしました。
消費期限を見やすく
購入した日付や期限をマスキングテープにメモして貼り、手前に並べるのが基本。これだけで「そろそろ使い切らなくちゃ」という意識が高まります。
週末に“棚卸し”
週に1回、使いかけの食材を確認して翌週の献立をイメージ。余りそうな野菜は月曜・火曜の朝食やお弁当で最優先に消費するようにしています。
買い物前のひと工夫で無駄をカット
私の場合、ここが最大の変化ポイントでした。
先に軽く献立を考える
完璧に考えすぎると疲れるので、平日夜のメイン料理を3日分くらいざっくり決めてから買い物リストを作ります。おかげで「必要以上に買わない」ようになりました。
冷蔵庫の中を確認してから出発
例えば、玉ねぎが2個余っているならカレーにしよう、冷凍してあるホウレンソウを使おう……というように、あるものを先に使う考え方を徹底。
リスト外は“要検討”
セール品には惹かれますが、消費期限や使い道を即決できないものは思いきってスルー。結果的に食品ロスが激減しました。
使い切れそうにない食材は先に調理
買い物後に「やっぱり多かったかも」と感じたら、早めに手を打つのがコツ。
野菜を下処理して冷凍
ほうれん草やニラ、キノコ類は軽く茹でたり、小分けして保存袋へ。忙しい日でもサッと取り出して使えるから便利です。
一気に煮込む
シチューやカレー、スープなら少しくたびれかけた野菜でもおいしく食べきれます。残っても翌日のお昼に活用できるのも嬉しいところ。
バナナや豆腐も意外と冷凍OK
バナナは皮をむいてラップすれば冷凍してスムージーに。豆腐は凍らせると食感が変わり、炒め物や肉代わりにも使えます。
効率的に食材を使い切るメリット
ゴミが減るだけでなく、買い物の回数が減り、食費もカットできるのは大きなメリット。また、冷蔵庫内が整理されると、調理の段取りもよくなるので結果的に時短にもつながります。食材を無駄にしないという「もったいない精神」は、地球にも家計にもやさしい行動だと実感しています。
まとめ
冷蔵庫の管理と買い物の仕方を少し工夫するだけで、家庭から出る食品ロスはグッと減らせます。まずは家にある食材を把握してから買い物へ行く。それが習慣化すれば、使い道のわからない食材が放置されることも格段に減るはず。毎日の暮らしがちょっと軽やかになるこの取り組み、ぜひ試してみてください。小さな積み重ねが、大きなゴミ削減につながっていきますよ。