家でよく出る廃材といえば、牛乳パックと段ボール。本来ならリサイクルやゴミに出すところですが、「実はこれ、収納ボックスに再利用できるんじゃない?」と思い立って作ってみたら大成功でした。自分好みにデコレーションできるし、軽くて扱いやすいので、初心者でも気軽に挑戦できます。
廃材を“フレーム”に活用
まず、段ボールを使うときに心配なのが強度。でも、牛乳パックで補強するだけで予想以上にしっかりした収納ボックスになります。
段ボールのサイズを決める
私はリビングの棚に収まる横幅30cm×奥行20cm×高さ20cmくらいの大きさで作ることが多いです。作りたい大きさの面積に合わせて、段ボールを切り出しましょう。
牛乳パックをフレームとして貼り付ける
牛乳パックを縦に切って、段ボールの辺の部分に貼るだけで強度がアップ。特にコーナー部分が弱くなりがちなので、パックの角をうまく使って補強してみてください。
テープやボンドで固定
グルーガンや強力両面テープを使うと作業がスムーズ。パックと段ボールの隙間がないようにしっかり圧着すると、崩れにくいフレームが出来上がります。
外側をおしゃれにデコレーション
段ボールと牛乳パックのままだと“いかにも廃材”という感じなので、デコレーションで一気に見た目を変えるのがポイント。
リメイクシート&マスキングテープ
100均のリメイクシートを貼るだけで、木目調やレンガ調など好みのデザインに変身。サイドはマスキングテープを巻いてカバーすると端がめくれにくくなります。
布を貼って布箱風に
インテリアに合わせたいときは、好みの布で包むのがおすすめ。シワになりにくい生地を選び、ボンドや両面テープで貼るとナチュラルな雰囲気に仕上がります。
ペイントもあり!
白やパステルカラーのアクリル絵の具で塗ると、ガラッと印象が変わります。ステンシルやスタンプで文字を入れると、カフェ風にアレンジすることも可能です。
取っ手や仕切りをつけて機能アップ
デザインだけでなく、使いやすさも追求すると収納力がグッと上がります。
持ち手を追加
箱の両サイドに穴を開け、麻ひもやリボンを通すだけで簡易持ち手が完成。牛乳パックを切り取ったパーツを貼り足してハンドルを作る方法もあります。
仕切り板を入れる
小物がごちゃつきやすいなら、段ボールを細長く切って箱の内側に仕切りとしてセット。文房具やアクセサリーなどを整理するのに便利です。
フタつきにアレンジ
ほこりを避けたいアイテムを収納するなら、余った段ボールや厚紙でフタを付けるとより実用的。フタにもリメイクシートやペイントを施せば統一感が出ます。
手間をかけるほど愛着もアップ
最初は「廃材だし、とりあえず作れればいいや」と思っていたんですが、やってみると意外にハマります。組み合わせやデコ次第で見違えるほどオシャレになるので、完成したときの達成感も大きいんです。
牛乳パックや段ボールは軽いので、大きな収納でも持ち運びがラク。もちろん重量物を入れるには不向きだけど、雑誌やリモコン、日用品のストックなど軽めのものなら十分。捨てる予定だった素材が活躍してくれると“もったいない”精神も満たされます。
あなたの暮らしに“手作り収納”を
身近な廃材を活かして作る収納ボックスは、部屋の雰囲気を自分好みにコーディネートできるのが魅力。リメイクシートやペイントで楽しみながら作れば、いつの間にかDIYにハマってしまうかも。もし家に段ボールや牛乳パックが余っていたら、捨てる前に「何か収納に使えないかな?」とイメージしてみてください。手を動かしてみると意外と簡単で、部屋にオリジナルのアクセントが増えるはずです。