プラスチックごみを少しでも減らすため、「紙ストローを導入しています」といったカフェを見かけるようになりました。でも、実はプラに代わる素材はストロー以外にもいろいろあるんです。私も少しずつ生活用品をプラフリーや再利用できる素材にシフトしてみたところ、ゴミの量が減っただけでなく、どこか気分も軽くなりました。今回は、私が注目しているプラ代替品を5つ紹介します。
1. ステンレスストロー
「紙ストローは口当たりが微妙」「すぐふやけてしまう…」という人にはステンレスストローがおすすめ。洗って何度も使えるので経済的ですし、冷たい飲み物ならストロー自体もキンッと冷えて爽快感がアップ。
お手入れポイント
細長い専用のブラシが付いていることが多いので、それで内側までしっかり洗えば清潔に使えます。
2. 竹製カトラリー
プラスチックフォークやスプーンを断るときに便利なのが、竹製の携帯カトラリー。竹は成長が早く、資源が枯渇しにくい素材と言われています。
軽くて持ち運びやすい
私は専用の布ケースに箸とスプーンをセットにして持ち歩いています。金属のカトラリーに比べて軽量なので、バッグの中でもかさばりにくいです。
口当たりがやわらかい
微妙な温度変化も伝わりにくく、自然素材ならではの心地よさを感じます。
3. バガス(サトウキビ繊維)容器
テイクアウトやデリバリーでよく使われるプラ容器を、バガスと呼ばれるサトウキビ搾りかすで作った容器に置き換えているお店も増えています。自宅で使う場合も、使い捨ての紙皿やプラ皿の代わりに、バガス製を常備しておくと便利。
土に還る素材
バガス容器は自然分解されるエコ素材なので、キャンプやアウトドアなど「洗い物が難しい場面」で重宝します。
耐油・耐水性がある
紙なのに油物もOK、多少の汁物も入れられるので、お皿が洗えない場所で大活躍。
4. 木製歯ブラシ
プラ製歯ブラシをやめて、木製ハンドル+ナイロンブラシのタイプに切り替えてみました。完全にプラゼロではないですが、柄部分を木素材にするだけでプラスチック使用量をぐっと減らせます。
手に馴染む感覚
木の持ち手は握り心地が柔らかく、見た目もナチュラルで洗面台に置いていてもおしゃれ。
毛先をリサイクル
ブラシがダメになったら毛先を引き抜き、柄だけを適切に処分できるタイプもあるので、より環境に配慮したい人にはぴったりです。
5. 布製ティッシュ&ハンカチ
箱ティッシュやウェットティッシュなど、実は結構プラスチックフィルムが使われています。そこで私が実践しているのが、小さめの布を常備すること。
布製ティッシュ
コットンやガーゼ生地のハンカチを複数枚用意して、鼻をかむときにも使っています。洗う手間はあるものの、使い心地はふんわり優しいです。
マイハンカチで手拭き
ウェットティッシュ代わりに、濡らしたハンカチを小さなポーチに入れて持ち歩くことも。使ったら家で洗えばOKなので、意外と手軽に運用できます。
あなたのライフスタイルに合う選択を
プラフリーに100%こだわると、かえってストレスになることもあります。私も完全にプラスチックを断ち切るのは難しいと思っていますが、少しずつ日用品を自然素材や再利用できるものに置き換えるだけで、ゴミ袋に入る量が確実に減っているのを実感します。
自分にできる範囲で、使いやすくて長続きしそうなアイテムから取り入れてみるのがポイント。ストローやカトラリーなど、比較的ハードルの低いところからチャレンジしてみてください。きっと生活がちょっとだけ気持ち良く、そして地球にやさしくなるはずです。